Linux ARP変動でARP要求に対して複数のネットワークインターフェースから応答

Linuxの仮想サーバで誤ったネットワーク設定をした場合に、ARP変動でARP要求に対して複数のネットワークインターフェースから応答してしまうことがあります。

 

例えば、同一セグメントに対して同じサーバから複数のNICを割り当てて、IPアドレスを設定してしまうことです。

 

設定はできないことはないようですが、通信が不安定になるのでおすすめしません。

 

そして、RedHatの公式サイトにもそちらに対しての対処法が説明されています。

 

 

情報元はこちら。

4.2. ネットワーク調整のヒント Red Hat Enterprise Linux 6 | Red Hat Customer Portal

 

●単一ネットワークでのトラフィック混雑を避けるため複数のネットワークを使用します。 たとえば、 管理専用のネットワーク、 バックアップ専用のネットワーク、 ライブ移行専用のネットワークなどを設けます。

 

●通常は、 すべてのコンポーネントでデフォルトの MTU (1500 バイト) に合わせれば十分でしょう。 大量のメッセージを必要とする場合は、 MTU 値を上げると断片化を軽減することができます。 MTU を変更する場合は、 パス内の全デバイスをその MTU 値に合わせてください。

 

arp_filter を使用して ARP 変動を防ぎます。 ARP 変動はホスト、 ゲストいずれでも発生する可能性のある望ましくない状況で、 マシンが ARP 要求に対して複数のネットワークインターフェースから応答してしまう原因となります。 この設定を永続的にするため、 echo 1 > /proc/sys/net/ipv4/conf/all/arp_filter を行なうか、 /etc/sysctl.conf の編集をしてください。

 

どうしてもこういった設定にする必要がある場合は、arp_filter を使用して ARP 変動を防ぐことができます。

 

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