ログインしている接続先のドメインコントローラー(AD)のコマンド確認方法

Windows Server 2012 R2でドメインコントローラーを複数台で運用しているような環境で、何かしらの問題が発生した場合に、どのドメインコントローラー認証要求されるかが知りたい場合があると思います。


そして、確認する方法として、クライアント確認する手順を紹介します。


まず、 よく見かける方法が、コマンドプロンプトを起動して、以下のコマンドを入力する方法です。

 
echo %logonserver%

or

set logonserver
 
 
ただ、このコマンドはWindows XP 以降では以降で実装された「高速ログオン」機能(キャッシュを使ってログオンする機能)により、直近でログオンしたドメインコントローラーが表示されない場合があります。


そして、その他の確認コマンドとして、以下のコマンドがあります。

nltest /sc_query:<ドメイン名>


実行すると、信頼する PDC が保護チャネルと共に持っている信頼されるドメイン コントローラの名前を返します。


このコマンドを実行結果は、先に挙げたコマンドとは違った結果が表示されるので、おそらくこちらのほうが正しい表示をしているのではないかと思います。


ちなみにこのコマンドの引数などの詳細は以下を確認してください。

>>Nltest(マイクロソフト)

 


このコマンドは、Windows Server 2008から標準で導入されたコマンドラインツールです。こんな目的でも利用することができます。

ドメイン コント ローラーの一覧を取得します。 
・リモート シャット ダウンを強制します。 
・信頼の状態を照会します。 
Windows ドメインの信頼関係とドメイン コント ローラーのレプリケーションの状態をテストします。 
Windows NT 4.0 またはそれ以前のバージョンのドメイン コント ローラーを同期するのには、ユーザー アカウント データベースを強制します。  


ちなみに、Windows 7Windows8.1などのクライアントでも実行可能です。


ログオン先のドメインコントローラーを確認したい場合は、参考にしてみてください。