GPOのセキュリティフィルター処理にある”Authenticated Users”グループはコンピューターも含みます

特定のコンピューターにログオンした時のみ、移動プロファイルとフォルダーリダイレクトを適用させたい場合に便利なのが、GPOの「ループバック処理」です。


この設定は、ドメイン環境でのみ利用可能です。ワークグループでは使えません。


そして、この設定を有効にすると、対象のコンピュータに適用されるGPOにあるユーザーの構成設定が、そのコンピュータにログオンするすべてのユーザーに適用されます。


【設定場所】
[コンピューターの構成]-[ポリシー]-[管理用テンプレート]-[システム]-[グループポリシー]-[ユーザーグループポリシー ループバック処理モードを構成する]

f:id:merrywhite:20200730170306j:plain




この設定をする事で、移動ユーザープロファイル、フォルダーリダイレクトが適用されるコンピューターを限定できるのですが、このままだと、このコンピューターにログインするすべてのユーザーに適用されてしまいます。


例えば、ドメインのAdministratorには適用させたくないとかある場合、ここからさらにフィルターをかけられないか、調査しているのですが、その中で、一つ勉強になった事があります。

 



最初、セキュリティーフィルターで、特定のコンピューターのみに適用すれば問題ないかと考え、”Authenticated Users”を削除し、コンピューターが所属するグループを追加したところ、フォルダーリダイレクトは適用されませんでした。


動作が気になって調査をしていると、マイクロソフトのサイトに以下の文言を発見。

”Authenticated Users グループには、ユーザーとコンピュータの両方が含まれます。”

GPMC を使用してセキュリティ フィルタ処理を行う(マイクロソフト)


名称からピンときませんでしたが、”Authenticated Users”にはコンピューターアカウントも含まれているんですね。


確かに、GPOの編集する際に、「セキュリティーフィルター処理」で設定されているグループは、デフォルトで”Authenticated Users”のみでした。

f:id:merrywhite:20200730170318j:plain



こういった所は、細かく検証していないと気づかないので、意外な盲点でした。


検証は、派生的に色んな事象にぶつかるので、色々と勉強になりますね~。ループバック処理を有効にした上で、ユーザーをフィルターする方法は、別途、調査後にアップします。

 

モバイルバッテリー 12000mAh 大容量 軽量 急速充電 2台同時充電可能 2USBポート スマホ充電器 指紋防止 TYPE-Cとmicro入力ポート 残量表示 携帯充電器 【PSE認証済】 iPhone/iPad/Android 各種対応 ホワイト