vSphere ClientでvCenter Server5.Xに接続した際に、「ハードウェアのステータス」を開くと、以下のエラーが出力される事があります。
「このホストでのハードウェア監視サービスが応答しないか、利用不能です。」
また、以前、同僚から聞いた事象では、ハードウェアのステータスが何も表示されないという事象もありますが、同様の問題ですね。
このハードウェアのステータスが表示されない事に関するKBが公開されています。
>>[ハードウェア ステータス] タブにエラー メッセージ「Hardware monitoring service on this host is not responding or not available」が表示される (2076989)
>>[ハードウェア ステータス] タブにエラー メッセージ「Hardware monitoring service on this host is not responding or not available」が表示される (2076989)
vCenter Server の [ハードウェア ステータス] タブで次の問題が発生する。
ESX ホストのシステム サマリに次のエラーが表示される。
Hardware monitoring service on this host is not responding or not available
(このホストでのハードウェア監視サービスが応答しないか、利用不能です。)
”この問題は ESX ホストが DMZ に配置されており、かつ、DMZ 外にある vCenter Server によって管理されている場合に発生することがあります。ESX と vCenter Server が同一ネットワーク内に存在する場合でも、5989 番ポートがブロックされていると、この問題が発生する可能性があります”とありますが、まず、DMZに配置しておらず、間にファイアフォールも間にいないので、関係なかったです。
そして、もう一つの方で、”CIM(Common Information Model)サービス(ハードウェア健全性情報を提供するために使用されるプロセス)を再起動してみて、問題が解決するかどうか確認してください。”とあり、こちらが有効でした。
対処法として、
②次のコマンドを実行します。
/etc/init.d/sfcbd-watchdog restart
③vCenter Server の [ハードウェア ステータス] タブに戻り、更新リンクをクリックします。更新には最大 5 分ほどかかります。
注:更新が完了するまで [ハードウェア ステータス] から移動しないようにしてください。
また、関連記事として、CIMサービスが起動しているかも確認しておきます。
>>ESXi/ESXi ホスト上で CIM エージェントを無効にする方法 (2089873)
CIM エージェントはハードウェア健全性情報を提供するプロセスです。このサービスを無効にすると、ハードウェアの健全性ステータスが無効になります。
ちなみに、ESXi ホスト上で CIM エージェントを再度有効にするには、次のコマンドを実行します。
chkconfig sfcbd-watchdog on
chkconfig sfcbd on
/etc/init.d/sfcbd-watchdog start
また、vsphere Clientで「構成」のタブの「セキュリティプロファイル」ー「プロパティ」で「CIMサーバ」の「オプション」で「開始」をクリックする事で、停止していた場合は、CIMサーバを開始することもできます。