以前の記事で、Windows Server 2016の場合、アンチウイルスソフトをインストールしても、Windows Defenderが無効にならないということをアップしました。
これまでクライアント系にインストールする場合は、アンチウイルスソフトが無効にしてくれていたので、サーバーもそうなるかと思いましたが、同様の動作をしなかったので、調べたらその情報を発見しました。
基本は、二つのアンチウイルスソフトを使う事は推奨されないので、市販のアンチウイルスソフトをインストールする場合は、Windows Defenderを無効にしたいのですが、その方法の一つとして、GPOで無効化することができますので、その方法を紹介します。
【Widows Server 2016でWindows Defenderを無効にする方法】
※以下はドメイン参加していないサーバーでの操作を想定しています。ドメイン参加しているサーバーで複数のサーバーに適応する場合は、ADのGPOが便利です。
①スタートメニューから「ファイル名を指定して実行」をクリックし「gpedit.msc」と入力します。
②ローカルグループポリシーエディターが起動します
③左メニューにて、[コンピューターの構成]-[管理用テンプレート]-[Windowsコンポーネント]の順にクリックし、右メニューで「EndPoint Protection」をダブルクリックします。
④「Eindpoint Protectionを無効にする」でデフォルトは「未構成」になっていますが、これを「有効」にします。
⑤設定が完了したら、コマンドプロンプトを起動し、ポリシーを適用させます。
# gpupdate /force
⑥defenderを起動しようとすると「このアプリはグループポリシーによって無効になっています」と表示されます。
WindowsDefenderは無料で使えて便利ですが、動作が重くなりますし、WindowsUpdateが絡んでくるのでちょっと使いにくい印象がありますね。
企業で使う場合は、トレンドマイクロ、シマンテックなどの製品を使う事が多いと思いますので、製品を購入して利用できる場合は、無効でいいかと思います。
費用がないとか、購入が間に合わなくて一時的に保護したい場合などは、ケースバイケースですが便利かもしれません。GPOで設定できるので、SBC環境などでも一括管理ができていいですね。ドメイン環境でない場合は、ローカルグループポリシーか、レジストリを変更するなどの対処になりそうです。