vCenterサーバでアラート監視をする場合は、メールかSNMPのいずれかを設定することができます。どちらを設定するかは、環境によると思いますが、メールサーバーがいれば、メールを設定することが多いですし、SNMPトラップを受ける管理サーバーがいれば、SNMPトラップを設定することになります。
そして、vSphere Web Client7.0でSNMPアラートのトラップ設定方法について、公式サイトに設定方が書かれているので紹介します。
「vCenter Server から SNMP トラップを受信する受信者を最大 4 つ設定できます。それぞれの受信者には、ホスト名、ポート、およびコミュニティを指定します。」
手順の抜粋です。
①vSphere Client で、vCenter Server インスタンスに移動します。
②[構成] タブを選択します。
③[設定] で、[全般] を選択します。
④[編集] をクリックします。
⑤[SNMP 受信者] を選択します。
⑥[受信者 1 の有効化] ボックスをオンにします。
⑦[プライマリ受信者 URL] に、SNMP 受信者のホスト名または IP アドレスのいずれかを入力します。
⑧[受信者のポート] に、受信者のポート番号を入力します。
⑨ポート番号は、1 ~ 65535 の値にする必要があります。
⑩[コミュニティ ストリング] に、コミュニティ識別子を入力します。
⑪複数の受信者にアラームを送信するには、追加の [受信者の有効化] ボックスを選択して、これらの受信者のホスト名、ポート番号、およびコミュニティ識別子を入力します。
⑫保存 をクリックします。
また、SNMPトラップが動作するかどうかは、実際にアラート定義でSNMPを選んで、例えば、仮想マシンの起動、停止などをトリガーとなるアクションを起こしてみる必要があります。
そして、VCSAでもSNMPトラップの設定が可能ですが、こちらの設定は、仮想アプライアンス自体のSNMPトラップの設定なので注意が必要です。