Windows DHCP サーバーでIP払い出し競合検出を有効にする設定

Windows DHCP サーバーでIP払い出し競合検出を有効にする設定になります。

デフォルトでは、有効になっていない設定です。

参考になる情報がこちら

A. DHCPサーバーは、クライアントにアドレスを割り当てる前に、そのアドレスが使用中かどうかを確認するように設定できます。これは、バックアップが存在しないDHCPスコープに障害が発生し、そのスコープを引き継ぐ新しいDHCPサーバーを設定する場合に便利です。この方法により、新しいDHCPサーバーが、以前のサーバーでそのスコープが使用されていた際に割り当てられたアドレスを割り当ててしまうという懸念を軽減できます。

DHCPサーバーがクライアントにアドレスを割り当てる前に、そのアドレスが使用中かどうかをチェックする場合、DHCPサーバーによるチェック時に電源がオフになっていたクライアントの問題を軽減するために、クライアントが起動時にリースを更新するように設定していれば、割り当てに関する問題はそれほど発生しないはずです。DHCPサーバーのチェック中に電源がオフになっていたクライアントを再起動し、リースを更新せずに既存のリースを使用すると、アドレス競合の問題が発生します。

例えば、障害からリストアした場合など、冗長構成でないケースで有効な設定です。

設定内容です。

DHCP サーバーで競合検出を有効にするには、次の手順を実行します。

①Microsoft 管理コンソール (MMC) DHCP スナップインを起動します ([スタート]、[プログラム]、[管理ツール]、[DHCP])。

②DHCP サーバーを右クリックし、[プロパティ] を選択します。

③[詳細設定]タブを選択します。

④デフォルトでは、「競合検出の試行回数」は0に設定されています。図に示すように、この値を1または2に増やしてください。試行ごとに1秒ほどかかるため、2より大きい値に設定することは推奨されません。

⑤[OK]をクリックします。